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「雪舟ブラック」万年筆はどんな付録?
「『秋冬山水図』の冬枯れの樹木のモチーフを、ボディと軸に巻き込むように配しました。半光沢の本体に、雪舟の筆跡が馴染みます。ペン先は弾力があり、やわらかい書き味です。 (本誌p.8より)」
高級感あふれる深いブラックの万年筆です。実際に手にしてみるとずっしりと重みがあり、「きちんとした文字を書かなくては」という緊張感がほとばしります。
仕様前に、カートリッジを挿入しなければなりません。
こういったことも、普段使いのボールペンとは違って、きちんと感があります。
「インクの出方が悪くなった場合」がしっかり明記してある点や、「付録の不良・不足のお問い合わせ」先に大丸松坂屋百貨店が指定してあるなど、サポート体制も万全です。
原産国は?素材は?
<製造国> 中国 MADE IN CHINA
<素材表記> ステンレス スチール 銅 ABS
素材はつややかですが、雪舟の絵が施されている部分がつや消し加工になっていて、全体的に渋めのブラックです。安っぽくなく、大人っぽい仕上がりです。
ペン先の加工も素敵ですね。
サイズはどれくらい?
<実測サイズ>
タテ・・・約13.4cm
直径・・・約1.2cm
付録を使ってみた感想は?
実際に使ってみました。
最初にカートリッジをとりつけてみましたが、カチッとなるまではめてみたものの、なかなかインクが降りてきません。
説明書にある通り、10分ほど放置してみましたが、それでもだめです。
もういちど、かなり強めにカチッと押して、ようやくインクがペン先まで降りてきました。結構強めではめ込んでみると良いかもしれません。
書き心地としては、万年筆として申し分ないクオリティーです。
上記の写真では、左から、フリクション・ボールペン・「雪舟ブラック」万年筆 です。どっしりとした重厚な書き味です。
私自身が万年筆になれなくて、よれよれした筆跡になってしまいました。0.5㎜のボールペンよりも太めのラインになります。細かい文字はやや書きづらいです。
心を落ち着かせてきちんとした手紙や書類を書くのに使いたい万年筆だと感じました。なので、買い物のメモとか、電話口のメモにはもったいないですね。
この付録、アリ?ナシ?
あり!
雪舟の『秋冬山水図』を施しているとはいえ、パッと見た感じでは、何の柄なのかは言われてみないとわからないほど地味~に配されています。
雪舟ファン、山水画ファンには物足りないかもしれませんが、マニアックな層だけでなく一般層にも支持されるにはちょうど良い渋さ加減です。
「実は、雪舟の絵が描かれているんだよねー」わかるひとにはわかる、というくらいが、実は大人のマニア心をくすぐるということをよく理解して企画されています。(きっととくにこだわりのある男性はそうではないかな)
実際に使ってみた感じも、付録とは思えないクオリティーの高さに驚きました。
まず普段万年筆を使う機会があまりないので、若干緊張してしまいます。きちんとした書類や手紙を書くときは、この「雪舟ブラック」万年筆を使って、ていねいに執筆しよう!と思いました。
購入した付録つき雑誌/サライ2020年3月号
誌名 サライ2020年3月号
出版社 小学館
- 特別価格
- 980円(税込)
- 発売日
- 2020/2/10
サライ 3月号より